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ペントアワード授賞式に出席して〜ERIKOのロンドン便り①〜

かなり久々の投稿です。

この度、お陰様で、パッケージデザインに特化した国際コンペ「ペントアワード2019」(ベルギー)において、食品部門で銅賞をいただき、9月12日にロンドンで開催された授賞式に丈井と2人で出席してまいりました。

受賞したのは、山崎製パン様(東京)の「ラスクの森から」シリーズ(製造はイケダパン様(姶良市))で、ご依頼いただいた山崎製パン様、イケダパン様をはじめ、全てのご関係の皆様にこの場をお借りして、改めまして心より感謝申し上げます。

そして、地元・鹿児島で製造されているお品物が評価されたことも本当に嬉しく思っております。

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さて、授賞式は9月12日でしたが、その前日11日にオリンピア・ウェストで行われたパッケージやパッケージデザインに関する

カンファレンスや展示会に出席しました。

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そこで行われていたパネルディスカッションや講演会では、付加価値を高めるだけでなく、環境問題や持続可能な取り組みについても、

パッケージデザインの果たす役割が、海外ではとても重要視されていることをひしひしと感じました。

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その様な空気感に満ちた授賞式は、盛り上がらないはずはなく、有名なトラファルガー広場にほど近い「The Grand at Trafalgar Square」でのGala Ceremonyは大盛況でした。

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絵画などとのアート作品や脚光を浴びやすい広告等と異なり、商業デザインに関する世間の評価というものが決して高いものではなかったことから、「パッケージデザインの重要な役割をきちんと評価し、デザイナーをはじめ、携わる人々に光を当ててあげたい」というJean J. EvrardとBrigitte Evrardによって、「ペントアワード」が設立されたそうです。

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このコンペの設立趣旨は、デザインを手がける丈井が常々切実に感じている思いであり、これまで様々な海外の賞を受賞してきましたが、「パッケージデザインに特化したコンペ」での授賞式は、同じ思いを抱えながら日々精進している「世界中の同志」の皆さんとの時間を共有するものでもあり、今までになく親しみや温かみを肌で感じた様です。

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否が応でも高揚感がみなぎる中、テーブルに着席して美味しいコース料理をいただきながら受賞者を称え合いましたが、表彰が進むごとに会場のボルテージは益々高まり、私たちが受賞した「ラスクの森から」は最後の部門「Food」の頃には、夜の10時を回り、

2人で壇上に向かう瞬間は文字通り心が踊る感覚でした。

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国際審査委員会プレジデント、Clem Halpin氏からトロフィーを授与され、3ショットを公式カメラマンに撮っていただいて自席に戻ると、

同じテーブルでご一緒だった日本の受賞者の皆さんに温かく迎えていただいたのも忘れがたい思い出です。

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今回スケジュールを何とかやりくりしてロンドンに向かいましたが、開会前に偶然にお会いしたデザイン界の大御所であるフミ・ササダ氏にお会いした上、同じ日本でご活躍されているデザイナーやクリエーターの方々と交流出来たことは大きな収穫で、渡英して本当に良かったと思っております。

この様な機会をいただいたクライアント様方とのご縁に重ねて感謝申し上げますと共に、この受賞を糧にさらにデザインやブランディングの面でお役の立っていきたいと

思いを強くしているところです。

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そして、アウトプットだけでなく、インプットも非常に大切で、1週間ほどの滞在でしたが、様々なことを貪欲に吸収してきました。

旅のこぼれ話はまた、折に触れて綴っていきたいと思います。

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